現在の世界を思う!

ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。6「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」7そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、では、そのことはいつ起こるのですか。また、そのことが起こるときには、どんな徴があるのですか。」8イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、ついて行ってはならない。9戦争とか暴動のことを聞いても、おびえてはならない。こういうことがまず起こるに決まっているが、世の終わりはすぐには来ないからである。」10 それから彼らに言われた、「民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。11 また大地震があり、あちこちに疫病やききんが起り、いろいろ恐ろしいことや天からの物すごい前兆があるであろう。(ルカによる福音書21:5∼11)

上記の記事はキリストが十字架に架かられる数日前、弟子たちと交わした言葉です。キリストが十字架に架かられた後葬られ、復活して昇天された後、やがて地上に再臨される時に、その前兆として起る出来事なのです。すなわち「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる」とあるように、現在の世界情勢そのものです。「そして、大きな地震があり」とあるように、現在は地震があちこちで頻発しています。また「方々に飢饉や疫病が起こり」とあるように、ロシアが起こした戦争は世界に大混乱を引き起こして、何億という人達が飢餓に苦しんでいます。そして「疫病が起こり」とありますが、コロナはどうでしょう。加えて「サル痘」と言われるものまで、でてきました。
 一体これから世界はどうなるのか、戦争の中止を願い求めつつ、どうしてよいかわかりません。
 私たちが現世中心、自分中心になって神を求めず、キリストのおられない世界が生み出した現在の世界です。キリストがおられない世界は混沌の世界です。