聖書の友

このホームページ見てくださる友へ

私が町田市図師キリスト教会で奉仕していた時、今から20年以前ですが、教会の一姉妹が私のためにこのホームページを作成してくださったのです。まだ今ほどSNSは進歩していませんでした。それから10数年たって、ホームページのサーバーがそのサービスを中止してしまったのです。折角作っていただいたホームページを今後どうするか、私にはまったく知識がなかったので公開できず今日まで来てしまいました。ところが今年コロナウイルスでテレワークとかリモートなどの必要が出て、そのおかげで、神は新たにこのホームページを復活してくださる主に在る姉妹を与えてくださいました。このように聖い愛によって、生まれたホームページなのです。

 今から72年前私が19歳の時、私は初めてキリストの十字架のことを知りました。キリストが十字架上で息を引き取られる直前に祈られた言葉を聖書で読んだ時、私の心の目からウロコが取れたのです。当時は戦後まだ3年、東京は焼け野原でした。今の人達には想像することもできません。アメリカ人が捨てた煙草の吸殻を人々は夢中で拾ってそれを吸っていました。お腹が空いても食券がなければ食べることはできません。そして出てきた食事はまずいサツマイモなどでした。そのような状況下にあって、人々の心はすさんでいました。そんな時にキリストの最後の祈りの言葉を知ったのです。

そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦してください。自分が何をしているのか知らないのです。」〕ルカ23章34節

心に迫る 父の悲しみ独り子を十字架につけた人の罪は燃える火のよう 父が静かに見つめていたのは愛する独り子の傷ついた姿、人の罪をその身に背負い「父よ彼らを赦して欲しい」と キリストは自分を十字架に架け、憎んで殺そうとしている人々を恨まず、逆に神が彼らを許してくださるようにと祈られたのです。このような愛と祈りは人間が誕生して以来、一度もなかったことです。私の心は圧倒されました。そして私の心は、「私はこのキリストの無限の愛を伝えなければならない」との思いに支配されました。その時から今日まで72年、今91歳になっても変わりません。ですから、これからも主イエス・キリストを何ものにもまさって愛しつつ、イエス様の愛を語ります。

わたしの主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切(これまで大切にしてきた富、地位、名誉等々)を損失とみています。キリストのゆえに、わたしはすべてを失いましたが、それらを塵あくたと見なしています。(フィリピ3:8)

       ゴルゴタの丘