ベツレヘム
ベツレヘム
 ベツレヘムはエルサレムから8Kmほど南にある町です。イスラエル12部族の父ヤコブの妻ラケルはここに葬られました(創世記 35:19)。 旧約聖書でベツレヘムが特に記憶されるのはルツ記によります。モアブの婦人ルツがベツレヘムの人ボアズと結婚しました。その曾孫がダビデです。そして、ベツレヘムは「ダビデの町」と呼ばれるようになりました。(ルカ 2:4・11) ダビデから1千年後、キリストはベツレヘムでお生まれになりました。(ルカ 2:1) 

 ベツレヘムはパレスチナ山脈上にあり、エルサレムとほぼ同じ海抜760mです。温暖な地中海気候で、夏の平均気温は23度、冬でも14度です。雨量な年間500mmに少し足りませんが、肥沃で、イチジク、ブドウ、オリ−ブが栽培されています。
 この地を訪ねて一番感動したのは、ヒエロニムスが今日「ウルガタ聖書」と呼ばれているものを翻訳した、石牢のような書斎を見たときでした。ウルガタ聖書は初めは認められませんでしたが、後にロ−マカトリック教会の標準聖書となりました。私もそのラテン語から訳された英訳聖書を持っています。 「創世記」と、「ルツ記」の注釈書に関しては、それぞれのペ−ジをご覧下さい。
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