
 著者、1980年、 「東京光の家」にて |
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本書は心身の病に苦しみ、暗黒の中をさまよった一個の魂が必死になって「光」を求め、ついにそれを見出して喜びと感謝、平安と希望の生涯へと転換した尊い事実の記録です。
菅原兄に新しい光を与えたものが何であるかを、同じ苦しみにある多くの人々に特に読んでいただきたい書です。
2008年1月12日、午前10:30、ぺて呂兄が召天されました。
「2007年1月から菅原さんはほとんど寝たっきりの状態になり、少しの移動にも車椅子が必要でした。彼は大変な読書好きでしたが、本どころか友人たちの見舞の手紙すら自力では読めなくなりました。このように自分一人ではほとんど何もできない状態であったにもかかわらず、彼は「これでも私はここにいる意味がある。そして、今の私にできることは主の祈りだけ」といつも言っていました。私は友のこの言葉を聞きながら、「もし、自分が同じ境遇に置かれたなら、彼と同じことを言えるだろうか」と思いました。菅原ペテ呂さんの生涯は崇高(ノーブル)なものでした。まさに「キリストの僕」に相応しいものでした。自分の弱さを知るが故に、キリストに依る以外に生きられない生涯でした。」 『聖書の友340』(2008年3・4月号)から抜粋) |