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『使徒言行録』は、キリスト教がどのようにして生まれ、どのようにして福音がローマ帝国全域に伝播されて行ったかを詳述しています。 また、キリストの十字架前の裁判の折、「キリストなど知らない」と三度も否定したペテロが、復活のキリストに会って一変し、キリストの証人として雄々しく立ち上がった事や、教会を激しく迫害したパウロが180度変わって、キリスト教最大の伝道者となってしまったことを記して、彼らに注がれた聖霊の働きを明らかにしています。
本書をひもとかれる読者が、ペトロ、ヨハネ、パウロまた徴税人のザアカイやマクダラのマリアを聖徒に変えてしまったものの本質に触れ、願わくは彼らと同じ恵みに与えられえますよう祈ります。
2008年3月、福田秀雄 |