ナザレ
ナザレ
 ナザレへ向かう道路は、逆三角形をしているエスドラエロン(別名ハルマゲドン)の平野の上辺に沿って走ります。この平野は肥沃で、今日でもイスラエルの穀倉地帯で軍事的にも古代からの重要拠点で有史以来20回以上も大激戦地となりました。黙示録16章では、この地が地球最後の戦場になると言っています。

 バスはナザレの町に到着しました。「ナザレから、なんのよい物が出ようか」(ヨハネ1:46)とあるように、ナザレはユダヤ人の眼中にありませんでした。しかし、ユダヤ人に疎んじられたこの片田舎にヨセフとマリアの家があり、キリストは30年間、人生の大切な時期をナザレで過ごしました。キリスト時代のナザレは寒村に過ぎませんでしたが、裏山に登れば東西南北が眺望できる村でした。
 小さなナザレ村は、実はこの世で最も祝福された所でした。全世界への救いの光がこの村に昇ったのです。しかし、ナザレ人はのこ光を受け入れませんでした。なぜなら、人々は地に属して物事を価値判断し、主イエスは天に属して物事を語られたからです。
 写真は、キリストが故郷ナザレに戻った時、ナザレ人から突き落とされそうになった崖です。(ルカ4:16〜30)
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