悲しみの道
悲しみの道
 神殿域から出ると、キリストが重い十字架を背負って歩まれたピア・ドロロサ(悲しみの道)にでます。この道(約500m)は、第3ステ−ションのキリストが十字架を背負って倒れられたレリ−フがある所と、第5ステ−ションで、クレネ人シモンが主に代わって十字架をかついだ所(マタイ 27:32)に心ひかれました。私たちの罪を償いるために苦難を味わわれたキリストの十字架を思いつつ歩きたい場所です。
悲しみの道
 私は、2004年5月7日にメル・ギブソン監督の「パッション」(The Passion of the Christ)を観ました。この映画はキリストの最後の12時間を映画化したものです。題名「パション」はラテン語からきた言葉で、「肉体的拷問、暴力に対して耐えること」が本来の意味です。現在「Passion」と大文字で書くと、特別な意味に使われています。それは「十字架のキリストの苦しみ」、「最後の晩餐からキリストの死までの苦しみ」という意味です。使徒パウロが「キリストが、わたしたちの過越しの子羊として屠られたと言っているように、キリストの十字架の犠牲を指す語なのです。メル・ギブソン監督の映画は、キリストの十字架はキリスト教の中心であり、これがあってキリストの復活と再臨とがあることを私たちに強く再認識させた映画でした。上の写真は映画「パッション」から「悲しみの道」を歩くキリストです。
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