西壁
西壁
 ホテルからバスはヒンノムの谷 (ゲヘナ) を右に見て下り、「糞門」より旧市街地に入りました。これは古代のチロピオンの谷に出る所です。ここからユダヤ人地区で最も大切な場所となっている「西壁」(一般に「嘆きの壁」)へ行きました。私たちが訪ねた日に、「バルミツバ」(男児13歳の成人式) が行われていました。

 この壁の土台は、ソロモン王が紀元965年ころに置き、そこにエルサレムの神殿を建立しました。しかしこれは、同586年に新バビロニア帝国のネブカドネザル王によって破壊されました。その後、新バビロニア帝国はペルシャ帝国によって滅ぼされ、その時開放されたユダヤ人は、同515年、小規模な第2神殿を造りました。それから500年ほど経た紀元前20年ころ、ヘロデ大王はこれを拡大改築して、立派な神殿を造りました。しかしこれも、紀元70年にはロ−マ軍によって焼かれてしまいました。

  「栄華を極めたソロモンでさえ、野の花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」
  (マタイ6:28〜29)
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