マサダの要塞
マサダの要塞
 ロト・ホテルから死海に沿って北に約15Kmのところにマサダ(山岳要塞の意味)があります。ユダヤ砂漠の中で、しかも死海海岸から400mも高い堅固な要塞です。マサダに行ってまず驚くことは、ほとんど水気のない荒野のただ中にあって、しかも人が容易に近づけないような断崖の上に、千人もの人が何年も住んでいたという事です。左の写真はマサダ頂上からの眺めです。
マサダの要塞
 紀元前40年、ヘロデとマカバイ王朝の最後の王アンティゴヌスとの戦いから始まったマサダ要塞を拠点とする戦いは、その後紀元前70年、ロ−マ軍によるエルサレム滅亡後もマサダだけは3年も降伏せず戦いを続けました。この要塞がいかに堅固であったかが分ります。しかし、最後にロ−マ軍は東壁に巨大な斜面の土手を造って要塞に攻め入り、陥落させました。マサダは「ユダヤ」という国家が、ロ−マに敗れて消滅した最後の場所になったのです。

 上の写真はマサダ要塞です。砂漠の丘の上に当時の日干し煉瓦の遺跡があります。
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