アイン・ム−サ
アイン・ム−サ
 カイロからシナイ山麓まで約500km。途中「出エジプト記」に出て来る「マラ」(アイン・ム−サ)に到着しました。ここは、イスラエルが出エジプトして紅海の奇跡によって渡った後、最初の危機に直面した所です。紅海の奇跡を見て神を賛美した彼らは、その数日後には、荒野で水不足に苦しみ、到着したマラ(苦い)の水が苦くて飲めなかったために、モ−セに不平を言ったのです。私たちはこの記事に中に、その時より40年間イスラエルの民を導いて、シナイをさ迷ったモ−セの苦労の序曲を見るのです。(出エジプト記、15:22〜26)

 シナイの荒野は私たちの地上での生涯を意味します。それは、ここで十分に神から教えられ、啓示を受けて、やがて真の天の父の御国に至るための準備をする所なのです。「モ−セの十戒」は偉大です。しかし、この地上には一人としてそれを完全に守り得る者はいません。故に神は、やがて律法とは別に、真の救いの道を備えてくださるのです。その新しい道はモ−セの時から1300年後、シナイとはまるで異なる緑多きガリラヤの地に表れます。
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